2022/06/06差が大きい
プロとアマチュアの世界があるのは、スポーツのみならず将棋、囲碁、娯楽産業にも
有って広がりを見せています。そして優秀なアマチュアが目指すのは、やはりプロと
して活躍することでしょうか。
今最も将棋の世界で話題の人は藤井さんですね。若干19歳の身にして既に5冠を達成
しています。なんとも天才棋士が現れたものです。
そのプロの世界とアマチュアの世界で、アマが子ども扱いされる程、歯が立たないのが
大相撲の世界だと言われています。幕の内の力士にアマチュアの相撲取りが挑んでも何
も出来ないと言いますから、その差は歴然としています。
その象徴が稽古用の白い回しですね。十両と幕の内だけが関取と言われて、稽古場では
白い回しを付けられるのです。下の力士は厳しい稽古と修業を通して、上に上がりこの
白い回しを付けられる日を夢見て、頑張るのです。
さてそのプロの世界は何もスポーツや将棋界だけのことではありませんね。
働く社会人は、全ての人がプロの立場にあると言っていいです。皆さん謙遜して意識は
有りませんが、回りから見たら誰も真似をする事の出来ない、世界を作り上げている
のです。建築業界で言えば、代表的に大工左官の世界があります。
今でこそ住み込みで寝起きすることはありませんが、やはり長い修行を経て一人前の
職人になるのです。
それから建築士たる私達も、やはりプロの人間と言えます。
現代社会は情報化社会が著しく進んで、誰でもどこでもその専門的価値を得ることが
出来ます。私達も日々住宅造りをさせてもらっていますが、一般の人でもネットで知識
は簡単に手に入ります。ただし玉も石も交じっていますから、取り扱いは要注意です。
時にはプロ顔負けの知識を携えて、私達に問いかけることもあります。
それはそれで大変良いことで、真剣な姿勢が良いものを作り、大局的には社会が一層発展
することになりますからね。ですから私達プロの人間は、より一層研鑽して時代に付いて
いかなければなりませんね。