2022/08/17個人の選択
今日からまた一年の後半が始まりました。
皆さんはいかがお過ごしでしたか。時節柄あまり出掛けなかった方、あるいは
ちょっと遠出をしてリフレッシュした方もいらっしゃることでしょう。
私のお盆はいつものように田舎に帰り、いとこ達にも会い先祖参りをしてきました。
私があまり帰れないのを知ってか、いとこが正月や盆は綺麗に掃除をしてくれます。
自分に情けない気もしますが、同じ先祖の眠る墓ですのでここは良いように解釈
してありがたく甘えさせてもらっています。
最近墓事情も大きく変わってきました。田舎の墓地を引き上げて、子供の世話になる
ために故郷を後にする方がいます。
それからお寺の納骨堂に枠を貰い、後はお寺の方で供養や掃除までするやり方が急速に
流行り、身の回りに相当数います。
ドキュメント72時間TV(NHK)を見ていましたら、あなたの記憶に残る10選が放送
されていました。そこでは樹木葬と言うものがあって、何やら土に還ることが自然なこと
として人気の埋葬の仕方になっているようです。
伝統的な埋葬の仕方からはかなりかけ離れていますが、これも個人の選択が尊重される時代
になってきたことを実感として感じております。
昔の家制度でのやり方が伝統的に慣習的に踏襲されてきましたが、ここにきて多様な考え方
を堂々と主張する方が多くなりました。同級生の一人はうちは一人っ子で娘しかいないので
墓の負担を子供に負わせたくないと言います。
娘が嫁に行けば墓守をすることは出来そうにない。そこで親子で熟慮を重ねて出した結論は
「海に散骨する」と言うことです。なんとなく聞いたようなことはありましたが、
身近な人から聞いて驚きとも、感心するともしれない感情を覚えたのでした。