2022/09/20欲しい書斎2
書斎はリビングの近くにあって、家族の話し声やTVの音が聞こえる所が良いといい
ました。実はこれ結構難しいシチュエーションで、リビングの中に取り込まれた空間
ですと、人の声とTVの音声は騒々しく感じられることがあり、書斎としてはうまく
機能しません。
そこで何かの工夫をしなければなりません。そのやり方の一つが、書斎を全くの開放空間
ではなく緩やかな仕切りで緩く囲うという方法です。壁は無いわけにはいきませんから、
正面ともう一面を普通の壁とし、残りはちょっと背の高い柵(衝立でもいい)を立て
れば周りとの空間は繋がります。
出入り口の戸はあっても無くてもいいです。框ドアを入れるとしたら是非大きなアクリル板を
はめ込むことをお勧めします。要するに話し声やTVの音声は耳を向ければ聞こえる状態
にするのです。家族の話す話題やTV音が小耳に入ってきたら、いつでも家族のもとに参加
できることが大事です。
アクリル板を入れるのは、視界が先に通ることを期待してのことですね。透明で2mm厚位
の比較的薄いものを使い、こちらの様子も相手の様子もお互い分かるようにするのです。
書斎で作業をしながらも、家族とも繋がることが出来る曖昧な空間を作るのです。
リビングの一角が無理であれば、ドア(透明アクリル入り)を挟んでホールや廊下にたまり
を設けてそこに造ってもいいのではないでしょうか。
2階の書斎ではどうしても家族と繋がりが薄くなり、寂しさを覚えるような空間になるので、
あまり有効に使われないのかもしれません。
それから空調のことですが、ホールや廊下の書斎は空調が利きませんので、個別に付ける
必要があります。小さな空間ですのでスポット的に効くもので充分です。
また照明の配置はとても作業性と結びついています。背後からの明かりは影が落ちて手元
が暗くなります。スタンド照明を置かなければいけないようなことは無いようにしたいです。
ここ迄私の書斎のことを書いたものです。ご飯を食べたら早く書斎に行きたい、こんなもの
が出来たらいいですね。