2022/12/25お墓事情
霊園の空き地が増えてきているようです。
高い競争率で売り出されて、やっと手に入れた霊園墓地ですが、どんどん空き地が
増えていると思われます。
私の周りでは墓仕舞いを相談されたり、移転の手続きの方法を聞かれることがあり
ます。鹿児島市内ですと墓地管理課がありますのでそちらが窓口となり、親切に教
えてくれますので訪ねてみることをおすすめします。
何代にも亘り借地していたわけですので、相続案件並みに系譜をたどり印鑑を押し
て貰うことになります。簡単ではない事だけは覚えています。
もっとも墓石屋さんがその代行を引き受けてくれることが多くあります。
遠隔地にいて出来ない方や、忙しくて手が回らないという方は、お金はかかりますが
頼んでみるのも一つの方法です。
郷里では世帯数そのものが減り続けて、かつての墓地は半分以下になりました。
歯抜けのようにして空いていくので、これからもっと加速して減っていくので
はないかと思います。
墓地が減るのは一体何が原因なのでしょうか。それには二つあって一つは子供達
のいる都会へ親が引っ越していくことです。頑張って残る親御さんもいますが、
子供さんが心配して引き寄せたがるのです。
もう一つは悩ましい問題で、墓の面倒を子供たちに負担させたくない、という親
の考えがあります。自分たちまでは良いが、この先子供達は墓参りをしてくれそう
もないと考えるのでしょうか。
では墓仕舞いをして、どこへ移転するのでしょうか。それはいま流行りのお寺の
納骨堂になります。百万円以上とも言われる扉付きのスペースを、権利金と引き換え
に取得するのです。
ここですとお寺でお経をあげて、永代供養までしてくれますので、気の向いたとき
に家族はお参りすればいいことになります。
時代は急速に変化して、それにつられるようにして仏間を設置することは少なく
なりました。