2020/11/29似たような言葉
建物には耐用年数というものがありまして木造だと22年、鉄筋コンクリート造は
47年と決められています。聞いたことがあるかもしれませんね。もう一つ耐久年数
という言い方もします。似たような言葉で紛らわしいのですが、意味が違いますので
注意したいですね。耐用年数は税と関係がありまして、建築にかかった費用を木造だと
22年で減価償却をすることが出来るというものです。(法定耐用年数とも言います)
賃貸経営やアパートを持っている人にはピンとくる減価償却ですが、持ち家にはその
考え方がありません。どちらかというと耐久年数の方が大事なところです。
耐久年数はより実際的なもので、この先どれくらい住める状態に家が保持されるのか
ということです。ですから住み始めてからこまめにメンテナンスをする、古くなった
設備等を取り換えていい状態にしていれば耐久年数は伸びることになります。
家は同じ年に造った建物であっても、節目でケアをしたり外壁や屋根の塗装を計画的に
行なうことで随分長持ちする家になるのです。
木造住宅にとっての大敵は,シロアリ被害に合うことと木材の腐食に見舞われることです。
この二つに注意してメンテナンスを行っていけば、100年くらいは十分に安心して
住むことが出来ます。いずれも雨漏れによる原因で引き起こすことが多いので、
日頃から気をつけておきたいですね。