2021/03/23続、ミカンが腐らない
ミカンをそれぞれ違った箱に入れて実験をした結果、不思議なことが分かりました。
腐らずに形を残したミカンは、その後半年近くまで箱の中に残ったのでした。
段々と干からびながら小さくなってはいったのですが。
ほかの箱のミカンは、2週間目当たりから表面がくすみ出し、次第に黒く
変色して腐っていったのです。
これは何かの現象がミカンに起こっているのだということを直感したのでした。
箱の違いは1つ目が自然素材でできていることです。
2と3の箱は床が合板フロアとコーティングされた無垢板から出来ています。
壁上げはクロスであったり、市販の接着剤入りの漆喰になります。
単純に言うと新建材で出来ている箱と言えます。
そして天端には透明シートが貼られていますので、密閉された状態にあります。
私たちもミカンは日にちが経つと、ザルの中やボウルの中で腐り始めるものが出てくる
ことはよく経験することです。
腐ることを考えたとき、腐朽菌が発生したのではないかと容易に想像がつくのでした。
小さな空間の中で菌が発生してしまい、やがてミカンは腐り始めたのでしょう。
ところが一つ目の箱はそのようにならなかったのですから、何か腐朽菌を抑える効果が
あったとしか思えません。
箱の中には漆喰(幻の漆喰)が塗られていました。漆喰は空気を浄化することは昔から
知られていました。ミカンに発生する腐朽菌を次々と滅菌していたと思われます。
同じ漆喰でも接着剤入りの物ではそうならなかったのは、漆喰の働きがなかったものと
思われますね。