2021/06/19人の質が良くなって
最近の建築現場は綺麗だと思う。
職人や協力会社のマナーがよくなり、自発的に清掃や片付けをしてくれるようになった。
働く人の意識が高く、公共心や道徳心は格段に良くなった。
先日は加世田のリフォーム現場から電話がありました。「物を落としてカーポートの屋根
を突き破りました」と言ってきたのです。職人からであったが、正直に言ってもらって
こちらは大変ありがたいと思いましたね。
というのもお客様にすぐ謝罪の電話が出来るからです。こちらの過ちはすぐお客様に
連絡をしないと、お客様は良い気がしない。しかし現場からの報告がない限りこちらが
気づくことはないのです。何の音沙汰もないと、お客様は不信感を抱き始めるかも
しれないですね。些細なことですが、綻びは小さな一穴からと言いますからね。
職人が正直に言ってくれると、原則その会社もしくは個人の弁償で修繕することに
なるのですが、「次から気を付けてくれたらいいよ。それよりけがは無かったですか」
と言いたくなるのです。勿論修理代は物によっては痛い代償です。それでもこちらが引き受
けることが多いです。なんか気分がよくありませんか。職人も割るつもりでやっていること
ではありませんし、正直に自分がやったと言えることは。ちょっと前まで、「明らかに
あなたの処がやったとしか見えませんが」という状況でも、「私は何も知りませんよ」と
返されたり、壊した犯人がいないということが大半でした。それでこちらも相手に対して
良い感情でいられなくなり、少しわだかまりは残るのでした。本当は違うのかも
しれませんが。正直に言ってくれる人がいたらこんなこともありませんね。
しかし今は明らかに良い人達の集団で、仕事がなされることを実感として感じています。