2021/07/20そのバランスでいいか
欧米人の割り切り方には感心させられることが多いです。
先日鹿児島ユナイテッドFCの監督が辞任されました。就任半年足らずでの
ことでしたので驚いたというより、よくそのようなことが決断で来たなというのが
第一の印象でした。よく事情を知らずにいましたが、聞くと家族に看病の必要があり
どうしても寄り添わなければならないことから、苦渋の決断だったようです。
ですのでこれは私たちが軽々にものをいうべきことではありませんね。
似たようなことで、よく引き合いに出されるのが、お相撲さんと芸能人さんですね。
野球の監督もよく聞くことです。それは仕事人としての公人と家庭における私人の間で、
どこまで私人を主張していいのかということだと思います。先のお相撲さん芸能人さんは
「親の死に目には会えないから、覚悟して生きよ」と言われてきました。とても厳しいこと
に思えますが、チケットを手にした観客、ファンのことを考えると当たり前にそうだった
のです。亡くなった星野監督も、母の葬儀には間に会いませんでしたね。日本人の美徳が、
高い仕事意識が、そのような態度をとらせてのだと思います。
私も経験がありますが(人の事で)、子供の入学式に担任の先生が出席しなくて、
自分の子供(先生の)の入学式に出席していたと聞きました。大事な一年のスタートに
40人の子供を置き去りにして、自分のことを優先したことは私には衝撃でした。
校長に聞くと、「休みの申請があれば諭すことはしますが、止められないのですよ」と
困った顔で言います。私が古いのか人権意識がないのかと相当考えさせられましたね。
どのように考えますか皆さんは。