2021/07/19梅雨の日が
鹿児島の梅雨は明けましたが、まだすっきりとした天気がやってきませんね。
不安定な天気がまだしばらく続くのではないでしょうか。そういえば戻り梅雨
があったり、梅雨明けを宣言できない年もありましたので、これからの天気がどう
変わるのか注意していたいです。梅雨の特徴は、長雨が続いて湿気の多いことですね。
洗濯物が乾かない事や、体にまとわりつくような重たい湿気は、じめっとしてあまり
いい気分ではありません。
梅雨はこんなものだと、自分に言い聞かせるのもいいですが、出来るならさっぱりと
した空気の家で過ごしたいですね。「クーラーを入れたら涼しくていいですよ」と
いう人もいます。しかしクーラーの冷気は苦手で、体を冷やすと体調を壊してしまう
ので、必要最低限しか利用しませんという方は多いです。
梅雨や夏の不快感は湿気の多いことによりますが、家の造り方で
違ったものになりますから知っておくといいですね。それは柱や梁、板張りの割合を
増やし、可能な限り室内にそれを露出させることです。木材の力を借りて調湿の作用
を働かせるのです。床板から天井までふんだんに木で造られた家は、室内の湿気を
見事に吸湿してくれるのです。住み始めた人が体感として言うことがあります。
自然素材は色々良いことがありますが、「一番の良さは梅雨でもじめじめとした感じ
がなく、さっぱりしていることです」と言います。
地域で育った木を使うことで快適になるなら、やってみたいと思いませんか?
しかしそのような家を造るとき、気を付ける点が幾つかありますのでお話しします。
まず一つは生きている木を使うということです。それは細胞の壊れていない木の
事を言っています。平たく言うと自然乾燥したものを選ぶということです。
間違っても人工乾燥木材を手に取ってはいけませんね。
それから集成材、表面にコーティングされた物は自然素材とは似て非なるものです
ので、これも使えませんね。