2021/08/11百点がいいが
家造りはそれぞれの住宅会社が、自社の強みとカラーを打ち出して
オリジナルな家造りがなされます。ですので同じ間取りの家であっても
全く印象の違うものになることは当然ですね。外観の好みや住宅設備、
インテリアにと個人の好みは誰一人同じではありません。また直接的に目に
は見えませんが、断熱の仕様やこれと関係の深い気密のことに深い関心を
寄せて家造りをする人もいます。
さらに構造強度こそが大事なんだと言う人もいます。同じく目には見え
ませんが何より健康こそが人生には必要で、見掛けがどうの、インテリア
のセンスがというより、そちらの家造りをする会社で選びたいという方は
増えてきました。またアフターメンテナンスは、長年住み続ける家には
必ず付いて回ることなのでおろそかにはできない。しっかりと会社の
考えを聞くことにしている。という話もよく聞きます。
この様に家を造る人の考え方や価値観はそれぞれ違いまして、自分たちに
相応しい会社を皆さん探すのに一生懸命です。会社の方でも自社の強みを磨く
ことは勿論ですが、住まいの性能の面でもさらにグレードアップしていい
住まいを造ろうとしています。
住宅設備や性能、インテリアやアフターにもと全てに百点が取れたらいい
のですが、そこはコストの面や会社の置かれた環境から難しいところですね。
個を大事にした多様な社会になって、住まいの選択の幅は広がりました。
会社が何を売りにして家を造っているのか、それは世の中の為になっている
ことなのか。お客様は何を求めて家を造るのか、その家造りで家族が安心して
過ごせるのか。見極める力も同時に必要な時代ですね。