2021/10/26一気呵成に
週休二日制が曲がりなりにも出来て長くなりますね。
私が身を置いている建築業界や不動産業界は、遅れて進んできましたが依然業種によって
違いが大きいようです。受注産業でありサービス業でもある建築業は、生産現場を持ちま
すが特異な働き方があります。働く場所が一定せず竣工するとまた別な所で働き始める
ことになります。そして作る物も二つと同じものはありませんね。
またその期間も短いものは半年から、長くなれば数年を要します。誠に流動的で人も物も
かなり柔軟な対応が求められます。この辺りが今の若い働き手には不人気で、建設系の
学校は募集もままならないと聞きます。真っ先に埋まり優秀な人材が集まったのは過去の
事で誰もそんなことは知らないかもしれませんね。それは良いとして、若い頃かなり働き方
で義憤を覚えたことがあり、ちょっとそれを紹介したいと思います。
藤井寺市と言えば百舌鳥、古市古墳群のある所で世界遺産に登録された場所です。
ここで市の第三中学の新設工事が始まりました。教室棟2棟、管理棟、体育館、テニス
コート、運動場、何もない広い敷地にこれらの工事が一斉にスタートしたのです。
現場の社員の編成があって揃ったのは8月初旬でした。
杭打ち工事がスタートしたのは8月のお盆過ぎからです。総工費は13億8千万円位だった
と記憶しています。今でしたら20億はするような割と大きな工事です。
植田所長、岩倉副所長、担当社員は6人、長尾、高木、宇山、高橋、君野、喜入(経理総務)
が配属されました。他に現地採用の女性事務員、食事を世話する女性、総勢10人のスタッフ
が臨戦態勢のようにして工事が始まったのでした。ここでの働き方は勤務規定も、休日も全く
関係のない日々を送らざるを得ないものとなり、かなり堪えたのでした。話は次回に続けたい
と思います。