2021/12/04汚いことか
日本ではお金の教育はタブーになっているのでしょうか。
お金の話をするといやらしい話だとか、お金は汚いものだとの思いが日本人に根強く
あって進まないのだと言います。しかしお金を使わない日はないくらい、お世話になる
のがお金です。家造りでは住宅ローンを組む人が殆んどです。
金利や保証料、借入条件等を比較して少しでも有利な借り方をしようと一生懸命です。
また途中返済をして、少しでも老後に負担の無いようにしたいと思う人は沢山います。
預ける場合はどうでしょうか。
今では貯金をしても金利が低すぎて楽しみはありませんが、郵貯の定額10年物は約2倍
になって還ってきた時代も覚えています。そうなると投資や株の運用、あるいは怪しい
儲け話に食指が動き、中には火傷をする人もいるようです。マルチまがいの商法は過去幾度
もニュースになり、なけなしの財産をなくしてしまい、途方に暮れる人がいましたね。
射幸心やお金を増やす話は人の心理に根差したもので、魅力的で誘惑されやすいものです。
分かっていても乗ってしまうのが人間ですね。
恥ずかしい話ですのであまり人は言いませんが、少なくない人が1回や2回はお金の
ことで失敗しているように感じております。私がそうでしたからかもしれませんが。
お金は決して汚いものでもなければ、敬遠するものでもありませんね。
お金の教育は西洋では既に始まっています。お金の教育はお金儲けを教えるものと思い
がちですがそうではありません。広く金融や私たちが払う税がどのように使われているか、
お金が経済にどうかかわっているのかを学ぶものです。
お年寄りの振り込み詐欺、怪しい儲け話が少しでもなくなれば良いですね。