2022/03/14勤務地
勤務地が変わることは結構な楽しみとして働いていました。
辞令一つで数日後には新しい土地に移動して働くことは大変ですが、それより初めて
訪れる新鮮な町の様子、地元の言葉や食べ物、地理で習った土地の散策等興味は尽き
なかったのです。
初任地の高松を初めとして尼崎、京都の西京極、滋賀県水口町(今の甲賀市)大阪中之島
同大正、藤井寺と巡りそれぞれに思い出は深いものがあります。
高卒7年で退社して帰郷したが、各地での経験は貴重な財産として体に染みわたっています。
ちょうど就職の時期を迎えて、ちょっと記憶の時計を振り返ってみたいと思います。
高松は社会人一歩目の地で特に思い出深い所になっています。
新人ということで大事に、そして厳しくも育ててくれたことは有り難いことでした。
副所長の奥様が川辺郡大浦町出身ということも、親近感を会ってすぐに覚えたのでした。
小さなホームシックもあったような気がしてはいますが、見る物、経験することが初めて
で覚えることも多く、夢中になって日々過ごしていたように思う。
そんな折高校の先生が突然現場にやってきたのには驚いた。その晩は深夜まで話し込み
今でも先生の話す声と内容は鮮明に記憶しているのです。学校も卒業後の生徒がどうして
いるのか、企業の期待に応えられているのか、それもさることながら就職条件は募集
案内通りなのか等が気になっての訪問だったと思っています。
全く縁のない土地に配属されて、大阪本店か東京を希望していたのに、四国かという
気持ちはありました。しかし小さな面積の県ですが、とても豊かな土地柄であることに
気づくのでした。