2021/04/13色が違う
住い造りの終盤になると外壁の色をどうするかを決めなくてはなりません。
もっとも最近の外壁は、ガルバリウムや塗装済みサイディングのカタログを見て
選びますので経験することがないかもしれませんが。
少なくなったとはいえ塗装で外壁を塗る作業は、文字通り住まいのカラーを主張する
ことです。インパクトがあってなお近隣とつり合いが取れていなければなりませんね。
一個人の家ではありますが、街並みを形成するパーツにもなっています。
普段何気なく街中を車で走っていますと、時たま異彩を放つ色彩の家に出会うことが
あります。遠くからでもその住まいは目立ちますので通る度に
「何かの事情があっての事だろうか?」「この様な色が趣味なのだろう」などと
人のお家ですが気になります。「もう少しほかの色もあったのでは」などと、
余計な事まで考えてしまいます。
もしそのような家になって、住まいをつくる方が「こんなはずではなかった、
この色は失敗だった」と思っていたとしたら何をしておけばよかったのでしょうか?
それはまずサンプルで色を決めたら、見本板を作り(22センチ×40センチ位)
それを外壁に当てて見ることです。そうすることで色の全体イメージが湧きます。
二つ目は良い色をした家だと思う家があったら、普段からベンチマークしておくことです。
自分の家を造っていると不思議と意識が働きますので、容易に見つかりますので
安心ください。
「素敵な家だね、どのような人が住んでいるのだろうか」と思われたいですからね。