2021/07/23囲い込みか
住宅業界のこれからの動向は、一体どのような方向に向かっていく
のでしょうか。中長期的に見れば、少子化の影響は避けられず、ずーっと
先まで細り続けることが予想されます。これは専門の方が分析してくれなく
ても分かることですね。私たちが社会に出たとき、8つ位上の人達が会社
にはわんさか居て、文字通り団塊の世代と呼ばれるのを、実感するのでした。
しかし今の子供達は当時の3分の1以下迄下がり、将来的に家を造る人が
大きく減ることは避けられない既定事実です。そこで早くも住宅新聞や、
コンサルタント会社は「あなたの会社は10年後何で稼ぐのか」と言った
ことをテーマにした記事が目立ち始めました。
新築工事が減る中で、リフォームは最も力を入れる事として、取り上げられ
るのは自然なことです。家を造らせてもらったお客様は、確実にリフォーム
の見込める人達で、大事にケアとフォローをしていく事が大事と、あえて言う
までもない事を伝えています。それは良いのですが、アフターフォローの実際
はどうかというと、各会社によって違いがあります。
毎年点検を行いお客様に連絡する会社、3年置きに実施している会社と色々
です。ここで気になるのは長期保証を打ち出している会社のことです。
瑕疵担保保険の適用で構造部分、防水雨漏れは10年保証が当たり前に付い
てきます。更に次の10年の保証を約束しているのですが、ここで建物の
総点検と全てのリフォーム工事をしなければならないことになっているのです。
またその工事はその会社しか出来ないことになっており、これが会社に都合の
良いやり方になっていないか問題です。保障とアフターの考え方は一つだけでは
ありませんので、よく聞いて理解して進めたいです。