2022/05/19同6
ゼネコンで働く姿を、どちらかというと負の面や労働環境のきつい所を話してきました。
これは真実の姿を知って貰いたいと言う思いと、甘い考え方で入社して、こんな筈では
なかったという思いをして欲しくないからです。
ですから知っていることを努めて話すようにしたのでした。仕事はきつくてまだ他の産業
に追いついていない点も多々あります。しかしやりがいや満足感、技術者として難度の
ある仕事をやり終えた誇りは何物にも代えられない喜びを伴うものです。
後世に何十年と形のあるものを残すことも、自身の証でもあり、この業界で働ける有難さ
を感じるのです。
仕事は楽して働ければいうことはありませんが、そのような事ばかりではありませんね。
どちらかというと苦しいことの方が多いのかもしれません。
私は今、建築でも住宅造りとリフォームに専念しています。
ゼネコンの最前線での工事現場を離れて暫く経ちますが、今なお働く環境は昔とそんなに
変わらないようです。
それでも30年位前からすると、いろんな所が改善されたことを実感しています。
それは人間が働くという点では、産業に関係なく職場環境は良くならなければならない
からです。福利厚生、週休二日制、子育てのための育児休暇等は、これからもっとよく
なっていくと思っています。
ゼネコンで働く社員は、色々な建築を造り、その度お施主様の性格や考え方も違う
世界で働くことになります。仕事をしながらいい勉強になるのです。
一人前になるには経験を積む必要があって、すこし長い時間が掛かるのですが、
基本が出来ると応用が利くようになるので、心配はいりません。
苦労も伴いますが、自分が成長出来る最高の職場だと思っています。
そのような世界に飛び込む気概を持ってゼネコンを希望すれば、建築人としての
王道を歩むことが出来ると思います。
次回は住宅会社のことを考えてみたいと思います。